フランク・ルーさん と 歯並び
私はコロンビア大学の歯学部を1999年に卒業後、日本にある米国海軍の厚木基地で、歯科医師として3年間勤務しました。その間、北海道から九州まで日本中を旅して回りましたね。とてもいい思い出です。
日本人の患者さんも診ました。歯列矯正について、日本でも意識が少しずつ高まってきている時期でしたが、まだ治療費が高く、一般の人はなかなか手が出せない状態でしたね。
私自身は、高校時代に歯列矯正の治療を受けました。実は自分から母親に受けさせてくれと頼んだんですよ。そのころの私は、かなり深刻な歯牙叢生(そうせい)、いわゆる乱ぐい歯でした。2年間の治療期間を経て歯並びが改善され、きれいに歯を磨けるようになっただけでなく、見た目や笑顔も良くなりました。おかげで自分に強い自信が持てるようになりましたね。
日本から米国に帰国し、いくつかの病院に勤務した後、コロンビア大学に戻って3年間歯科矯正学の研修を積み、2007年に矯正歯科専門医院を開業しました。
私の病院では、コロンビア大学の歯学部でも使われている、ドルフィン・イメージング社のシステムを導入しています。レントゲンで撮った写真を、デジタル化してコンピューターに取り込み、現状の歯並びの問題点と、治療後のシミュレーション画像をお見せできるんですよ。また、従来は石膏(せっこう)の歯型を使っていたところを、コンピューター上で3D画像にして表示することができます。理想的な歯並びというのは、人種によって異なり、日本人には日本人の理想の歯並びがあります。このシステムを使うと、歯をどの角度で、どのぐらいの距離動かせば、日本人の理想の歯並びに近づけるのかを、精密な値まで分析して出せるので、正確な治療を行うことができます。
歯列矯正を受けたことは、教育以外では、私の人生における最もすばらしい投資だったと思っています。今後は歯列矯正の治療を通じて、みなさんを幸せにしていきたいですね。
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