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8月のトピック ◆ 更年期障害

更年期を楽に乗り切るコツ
心と体のメンテナンス
小柳乃里子さん

小柳乃里子さん

ナース・プラクティショナー(医師と同様に検査、治療、薬剤の処方ができる特別看護職)。名古屋赤十字看護学校、武蔵野赤十字看護短大(助産師科)、日本赤十字幹部看護研修所卒業。1989年来米。ウエストバージニア・ウェズリアン・カレッジ看護科、ペンシルベニア州ワイドナー大学大学院NP科卒業。一般診療、内科、婦人科。

若年性更年期障害とは何ですか?
一般的な更年期とは45~55歳ですが、それより早く、30代後半から40代初めに更年期を迎える人もいます。この年代で迎える更年期による諸症状を、若年性更年期障害と言います。症状そのものは、一般的な年齢のものと同じです。ストレス、不規則な生活、喫煙、無理なダイエットなどが若年性の原因だとも言われますが、証明はされていません。
 若年性は通常より早いうちから骨粗しょう症になる可能性が高まるので、積極的にホルモン補充療法を行った方がいいでしょう。

更年期障害は予防できますか?
若いうちから10~20年先を考えて準備をしておくことが、更年期を楽に乗り切るコツと言えるでしょう。健康面や経済面での安定が、更年期を穏やかに過ごすためには大切です。先を見据えて、健康を維持する努力や、将来の生活設計を考えておくと良いのではないでしょうか。
 仕事以外の趣味や、自分を癒せる方法をいくつも持ったり、気の合う仲間を増やすのもいいと思います。そうすると、更年期を迎えて仕事が思うようにできなくなっても、気持ちを切り替えてうまく対処できたりします。子どもが巣立ち、自分だけが取り残されたような気持ちになったり、生き甲斐を無くしたように感じても、上手に乗り越えていくことができるでしょう。こうしたことは、更年期に入ってからすぐに準備できることではないので、若いうちから心掛けておきましょう。

更年期に注意することは?
基本はやはり、バランスのとれた食事です。特に骨粗しょう症予防のため、毎日の食事でカルシウムとカルシウムの吸収を助けるビタミンDを取るようにし、適度に運動をすること。カルシウムは、乳製品、豆腐や納豆などの大豆食品、小松菜、ワカメなどに多く入っており、ビタミンDはキノコ類や青身魚などに多く含まれます。インスタント食品や清涼飲料水に食品添加物として含まれるリンは、取りすぎるとカルシウムの吸収を妨げるので注意しましょう。
 そして、先ほども言いましたが、集中できるものや楽しみを、積極的に生活に取り入れることです。

周りの人にできることは?
更年期のために精神的に、落ち込んでいる人に対して「あなたならできる」などと無理に励まさないことです。それよりも、出かける時に誘ってみたり、いろいろなことに仲間に入れてあげるとよいですね。ただし、無理強いはしないように。また、更年期のせいでイライラしている女性には、それを理解してあげてください。まともに受け取ってけんかの相手をしない、などの配慮があると、本人も周りの人も楽にこの時期を過ごせるでしょう。
 
※来月は、足病専門医の林美香先生に、足などの慢性病についてうかがいます。

41st Health Care
18 E. 41st St., 1st Fl.
(bet. 5th & Madison Aves.)
TEL: 212-683-0041
www.41stmed.com
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