――「Mayor's Alliance for NYC's Animals」とは、どんな組織なのでしょうか?
ニューヨーク市にある、官民合わせて140以上の動物保護団体やシェルターを取りまとめています。捨て犬や捨て猫を救済するため、2002年に設立されました。その中心的な団体であるアニマル・ケア&コントロール(AC&C)に加え、米動物虐待防止協会(通称ASPCA)や動物愛護協会(Humane Society)など多くの団体が連携して、動物の救援やアダプション推進、病気やけがの治療などに当たっています。
――市内のシェルターを取り巻く環境は?
どこのシェルターも犬・猫でいっぱいで、一定期間で引き取り手が見つからないと、処分せざるを得ないシェルターもあります。そういった犬・猫を救うため、アダプション推進に力を入れたり、設備を拡大するなどの活動を続けた結果、AC&Cでは02年には74%だった安楽死の割合が、07年には43%にまで下がりました(左グラフ参照)。手の施しようのない状態といったやむを得ない場合を除き、15年までに安楽死の数をゼロにすることを目指しています。しかし、運ばれてくる犬・猫は後を絶ちません。
――そんな犬や猫のために、私たちは何ができるでしょうか?
可能であれば、彼らを家族の一員として引き取ることを考えてみてください。例えば、www.petfinder.comには、アダプションを待つ犬・猫たちの写真とプロフィールが掲載されています。諸事情からアダプトできない場合は、犬や猫を一時的に預かって世話をし、新しい飼い主が見つかったら返す、「フォスター」という方法もあります。また、寄付やボランティアも大きな助けとなります。さまざまな団体のウエブサイトにその詳細が記載されているので、チェックしてみてください。
――犬や猫を飼うにあたって、注意すべきことは?
正しい知識を持つことが大切です。ピットブルがそのいい例です。人間が闘犬として育てた挙げ句、危険というイメージを作りあげ、今、多くのシェルターは捨てられたピットブルでいっぱいです。しかし、ピットブルは実は穏やかで賢く、人間が正しい知識と愛情、責任を持って育てれば、決して人に噛みついたりしません。人間の無知から多くの犬や猫が犠牲になっていることも、忘れないでください。 |