ニューヨーカーが使う自然な英語

〈第15回〉「大体」は英語でなんて言う?

~New Yorker’s English Expressions~
ニューヨーカーが使う自然な英語

物事をはっきり言うイメージがある英語。でも時には物事を大まかに言ったり、曖昧に表現したいときもありますよね。そんな時に使える「大体」の表現を学びましょう!


1 数字を端折る「大体」や「約」

「大体〇人」や「約〇〇円」など、数字を大まかに表現するとき。「約」を表す“approximately”という単語は学術的なニュアンスが強く、日常会話ではあまり使用しない。

Roughly / About / Around 50% of Americans get divorced.(米国人の約50%が離婚します。

About 100 people came to the party, more or less.(約100人がパーティーに来ました。)

– There’s about 40 students or so in the class.(クラスには約40人の生徒がいます。)


2 大まかに話すときの「大体」

「大体そんな感じ」や「大体わかった」というような曖昧さを表現するとき。

Something like that.(だいたいそんな感じです。)

– The prices of designer goods are pretty much the same everywhere.(ブランド品の値段はどこもほぼ同じです。)

– I mostly understand.(大体わかりました。)


3 大多数を表現するときの「大体」「ほとんど」「たいてい」

「ほとんどの〇〇は…」と大多数を表すとき。世間一般的な〇〇を表す場合は“most〜”を使い、ある限定されたグループの中の大多数を表すときの“most of〜”を使用する。

Most foreigners don’t like natto.(多くの外国人は納豆を好まないです。)

-Most of the students at Harvard are very smart.(ハーバード大学の学生の多くはとても賢いです。


その他の使える単語&フレーズ♪

■ -ish 「〜時頃」「〜歳くらい」「〜ぽい」「〜らしい」
– Let’s meet at 7-ish.(7時頃に会いましょう。)
– He looks 30-ish.(彼は30歳くらいに見えます。)
– It’s bluish purple.(青っぽい紫です。)

【監修】ジェニファー・ストロング講師(Strong English Services) www.strongenglishservices.com
23年間の経験と資格を持つNY州のESL教師。自宅、オフィス、ビデオチャットから簡単に英語を学習可能!

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