映画監督・鈴木やすさんが、思い出の映画作品を、鑑賞当時の思い出を絡めてゆったり紹介します。 20数年
ジャズの聖地・ニューヨーク。毎晩この街のどこかで、ベテランから新人まで多くのアーティストが熱いセッション繰り広げる。老舗や隠れた名店などがひしめき合うこの街で、ジャズが聴けるおすすめスポットをジャズドラマーの三上麟太郎さんが案内する。
ブルックリン流、カジュアルにジャズが楽しめる夜
今回紹介するスポットは、ブッシュウィック地区あるオーニソロジージャズクラブ。スモールズジャズクラブの創設者、ミッチェル・ボーデンさんによってに作られた同店は、店内に入ると、ステージを囲むように客席が並び、演奏の臨場感はピカイチ。客席の数は他のジャズクラブと比べると少なめだが、立ち見でも入れるため、会場内がパンパンに人で溢れかえることもしばしば。ここの売りはなんといってもカジュアルさ。入場料を5ドル〜10ドル払えば、基本的に出入り自由。隣に併設されているカフェオーニソロジーとも行き来でき、一晩でいろんなバンドを楽しむことができる。2階にはテラスがあり、しばしの休憩や、雰囲気のみ楽しみたい人にうってつけの空間。手頃な値段で、お酒はもちろん、食事も楽しめる。
/三上さん注目のライブ情報/
スケジュールが随時更新のため、来店される際はウェブサイトでライブ情報をチェックしよう!
通常、午後6時30分からのアーリー・バード・ショーや、週末のお昼のライブは若手アーティストが中心に演奏する。午後9時からは大御所アーティストのライブも多い。
Ornithology Jazz Club
6 Suydam St., Brooklyn, NY 11221
三上麟太郎/rintaro-mikami.com
1995年、東京都生まれ。ジャズドラマー、パーカッショニスト、作曲家。21歳で渡米し、ニュースクール大学を卒業後はニューヨークを拠点に活動。2023年9月には自身初となるリーダーアルバム『First Fish』をリリース。Canopus Drumsのエンドーサーを務める。