死体安置所で17人の遺体 養護老人施設に集団訴訟 <ニュージャージー>

新型コロナウイルスが猛威を振るった4月中旬、ニュージャージー州サセックス郡の老人ホームで、4人収容の死体安置所から17人の遺体が見つかった事件について、同施設に対する集団訴訟が起こされた。9日付NBCニューヨークが伝えた。

訴えられたのは同郡アンドーバーにある、「アンドーバー・サブアキュート・アンド・リハビリテーション・センター」の1と2。

原告側は、両施設が入居者を新型コロナの感染から守るための適切な措置を講じなかったと主張している。

両施設はコロナ以前にも、伝染病対策における安全・衛生基準に達していないなど、組織的な問題が多数あるとして、米厚生省から注意を受けており、両施設に対して、それらの問題に対処するよう指示があったが、原告側によると、改善は一度も行われなかったという。

原告側は、「両施設では3月に新型コロナウイルスの集団感染が発生し、94人が死亡した」と述べている。

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