トルコから出産旅行 詐欺容疑と併せて起訴 <ロングアイランド>

米司法当局は2日、トルコからロングアイランドへの不正な「出産旅行」と資金洗浄に関連して、査証詐欺、医療詐欺、通信詐欺、資金洗浄などの罪で、容疑者多数を訴追したと発表した。同日付NBCニューヨークが伝えた。

被告らは、2017年から20年までの間に、トルコ人妊婦を観光ビザなどで不正入国させ、ロングアイランドのサフォーク郡にある、7か所の「出産所」に宿泊させた。

これにより、100人以上のトルコ人の子供が、米国で生まれ、米市民権を取得した。

被告らは、妊婦の名前で公的医療保険「メディケイド」に虚偽の申請を行った。メディケイドは、計210万ドル以上を妊婦らに給付している。妊婦から約75万ドルを手数料として徴収した上で、その一部をトルコ国内の銀行に送金していた。

被告らはトルコ語のウェブサイトを通じて、生まれてくる子供の米市民権申請手続きを代行すると宣伝し、「出産旅行」参加者を募集していたという。

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